1984 RED WING #875

¥46,200
税込み

売り切れ

 

復刻モデルを作る際にも参考にした思い出のレッド・ウィング。

これはレッド・ウィング・ジャパンにいた頃、6〜7年ほど前に自分用に購入した1984年製の#875です。レザーは#875/#877誕生以来続くオロラセット・レザー。'80年代当時は革の個体差がすごく大きな時代で、赤味の強いものから、オレンジのものまでいろいろありましたが、この#875は明るめのオレンジです。今ではない「スクエアステッチ」や、'90年代以降とは少し異なる紙型を使用しているんです。この年代の明るいオレンジの色合いは、2011年にアイリッシュセッター刺繍タグの#875復刻モデル、#9875を発売した時の開発時の参考にしたもののひとつでもあります。しかし、この際にふついパターンまでは復刻せず、個人的には少し心残りがありました。そんな思い出のあるヴィンテージの#875です。サイズはUS 7.5E。私はあまり履く機会がありませんでしたが、これを入手した方には、是非ガンガン履いていただきたいです。

 

Profile.

 

 

ブーツのミカタ
鈴木理也さん

元レッド・ウィング・ジャパンの代表で、世界有数のブーツ有識者である鈴木さん。現在はクラシカルなブーツブランド「OI'Shanks」を主宰し、またYouTubeチャンネル「ブーツのミカタ」を展開している。

 

SPEC.

サイズ:U.S. 7.5E

 

Condition.

購入してからほとんど履かなかったというだけあって、コンディションも良好。ソールもきちんと残っており、購入した日から活躍してくれること間違いなし。明るめのオレンジカラーで、'80年代らしいディテールやシルエットも楽しめる逸品だ。

 

Detail. 

 

当時のアイリッシュセッターに付けられていた通称”犬タグ”。初期は刺繍だったが、'60年代にプリントに変更。こちらはプリント製。

 

この1984年製モデルは「スクエアステッチ」と呼ばれる腰革の閂止めが見られる最終型。この後、このディテールは姿を消す。

 

右足の内側にはRED WINGの刻印が入る。この年代は革の個体差が大きかったが、こちらのカラーは明るめのオレンジ。

 

ソールは王道のクレープソール(のちのトラクショントレッドソール)を装備。クッション性も高く歩きやすいのみならず、デニムに映えるファッション性の高さも人気の秘密。

 

Photo/A.Ochiai 落合明人