1940年代 FOREMOST 1st TYPE

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1940年代のFOREMOST、通称1stタイプ(針シンチバック付き)

1902年にワイオミング州リンカーン郡ケメラーにて、James Cash Penneyによって創業されたJ.C PenneySearsMongomery Wardなど大手小売業と並ぶアメリカの3大ストアブランドのひとつです。このJ.C Penney1927年に誕生させたのが、ウエスタンウエアを専門とする「FOREMOST」というオリジナルライン(プライベートブランド)。その1940年代当時の稀少なヴィンテージデニムジャケットとなります。

その特徴はリーバイス社の通称1stモデルのデニムジャケットを彷彿とさせるデザインで、他のメーカーも真似をするなど当時の影響力の大きさを物語っています。

首元には1940年代の証である革パッチが硬化せずにしっかりと残っています。またフロントには1つのフラップポケットが付き、ボックスプリーツが入るデザインでタックボタンを採用。背面にはこの時代の特徴的なディテールである、留め具が針で出来たシンチバックがしっかりと残っています。当時のインディゴの濃さがしっかりと残っているデニム生地は11ozのライトオンスデニムなので、袖通しの軽い着心地が特徴となっています。1940年代当時のディテールがしっかりと残るデニムジャケットは今や稀少品となっていますのでこの機会にぜひ!



Profile

公私共に数々のヴィンテージアイテムを見てきたLightning編集部の松島親方、ADちゃんが今回アメリカ出張でヴィンテージアイテムを買い付けてきました!


Condition
色残りは8割以上となり、まだまだインディゴの濃さが残る状態です。経年と共に外れてしまいがちな革パッチは硬化も無く、掠れていますがプリントの判別も可能。背面のシンチバックもしっかりと残り、デニム生地の破れやほつれなどのダメージもありません。ただし2ヵ所、両袖先のボタンが当時のリーバイス社のタックボタンでリペアされています。


Spec
サイズ:肩幅44 / 身幅47 / 着丈55 / 袖丈56cm
※若干の誤差が生じますことをあらかじめご了承ください。


Detail



1940年代ぐらいまでワークウエアのディテールであるシンチバック。日本語では尾錠と呼ばれている。ジャケットのウエストを絞るためのディテールで、特に旧いものは針が剥き出しの仕様となっている


11ozというやや軽いオンスのデニム生地。インディゴの残りも8割以上も残っており、まだまだ色落ちが楽しめる


上/この個体ならではディテールとして両袖先のボタンがリーバイス社のタックボタンでリペアされている。
下/ボックスプリーツのフロントボタンはJ.C.ペニーのタックボタンとなっている(これ以降のモデルはスナップボタンとなる)


フロントポケットはフラップ付きで、ポケットのマチはリベット留めとなっている


デニムジャケットの裾裏はよりライトオンスのデニム生地を使用している


1890年代~1970年代後半までの労働組合に加盟していたメーカーに付いているユニオンチケット。プリントされた文字は判別不可


1940年代まで使われていたフォアモストのディアスキンラベル。経年により硬化や縮みなども無く、カウボーイのブランドアイコンやデニム生地のオンス数も見てとれる


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