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ヴィンテージのミリタリーを組み合わせて作った”幻のバッグ”。
VASCOは「旅の道具」をテーマに、あらゆるプロダクツをリリースしているんですが、僕自身、旅先で見たものやヴィンテージなどからインスパイアされ、その想いをプロダクツに落とし込むべく、いろんなサンプルを作るんです。このバッグもそのひとつ。2〜3年前に作ったんですが、結局製品化されなかった幻の一品です。アメリカやヨーロッパのヴィンテージの軍モノを集め、リメイクして作りました。これには付属しませんが、VASCOのショルダーを付ければショルダーバッグにもなる2WAY仕様なんです。しばらく自分で使っていたんですが、なかなか使い勝手も良好です。ハンドル部分にドイツ軍のカラビナを使用しているんですが、ずしりと重いんです。そんな男らしい仕様が、個人的には気に入っていますね。
Profile.
VASCO代表
並木健さん
「旅の小道具」をテーマに、バッグや革小物を展開するブランド、VASCOを2009年に立ち上げた並木さん。職人のハンドメイドによるプロダクツは、男女を問わず人気が高い。2019年には、夜間のみオープンする「アンカーミルズ・バー」を東中野にオープンさせた。
SPEC.
サイズ：W33×H38×D7cm
Condition.
多少の使用感はあるものの、破れなどはなくコンディションは良好。ヴィンテージのレザーを使用しているため、風合いも◎。素材は1970〜'80年代のU.S.ARMYのテント地で、アクセントにフランス軍のロープを使用。
Detail.
ハンドルにはドイツ軍で使用されていたヴィンテージのカラビナを採用。フックも装備され、鍵を掛けておくのにも便利。レザーはリベットで留められ堅牢性も高い
内部にはコットンライニングが付き、またポケットも装備されるので、実用性も高い。ポケット表面にはVASCONOロゴがスタンプされ、雰囲気抜群。
内部のモノが出てしまわないよう、ボタン留めできる布製のフラップが付く。こうした、実用性を考えた細やかなディテールもVASCOならではだ。
Photo/A.Ochiai 落合明人