手に入れた記憶はあっても行方不明だったコレクション。
かつてまだ古着やアンティークの買い付けで渡米をしていたときに、ロサンジェルス郊外のスリフトショップで出会った1着。個人的に2トーンのユニオンオールズはあまり見たことがなかったので手に入れた。ずっと記憶にはあったけど、どこにしまっておいたかを忘れていたところ、先日倉庫の引っ越し作業をしたところ発見。じつに20年ぶりに現物にお目にかかった。つまり手に入れてからも20年は着られることなくしまわれていたってこと。袖のダメージがかなりあるので、古着特有のダメージを気にしない人におすすめです。
Profile
ドライボーンズ代表 武内陽明さん
アメリカのみならず、ヨーロッパや日本の江戸や大正に至るまで、旧きよき文化だけでなく、コアなサブカルチャーにも精通し、そのエッセンスをドライボーンズというブランドを通して発信している。
Condition
実際にワークウエアとして着られていたせいか、各所にダメージや汚れがあり。もっとも激しいのは左腕の後ろ側に破れダメージがいくつか見られる。リペアして着るのもありだし、あえてダメージそのままで着るのもあり
Spec
サイズ:36
ウエスト43.5 / 身幅51 / 肩幅44 / 袖丈59 / 股下73cm
Detail
生地はワークウエアには定番のHBT(ヘリンボーンツイル)。サイドにはツールポケットまであるポケットの多さがワークウエアならではのデザイン。襟、腰帯、袖口にはネイビーのHBT生地で切り返している好デザイン
かつては刺繍タグだったが、1960年代ごろにはプリントになってR、MR表記も入る。サイズはレギュラーフィットの36なので、普通に着られるサイズ感だったところも当時手に入れた理由のひとつ
左胸のポケットに付くピスネームはレジスターマークの入った1960年代以降の意匠。経年変化によってピスネームも良い感じに風合いが出てきている。こちらはRマークのみで、'70年代になるとピスネームにもMR表記が入る
ボタンの腐食によって生地に染みができているフロントのスナップボタンはLeeの刻印が入ったオリジナル。右胸のポケットはチェーンの引き手が付いたジッパーを装備する
大文字のLEEの刻印が入るドーナツタイプのボタンは普段は隠れているのでピカピカ。右胸の方に近いところには破れダメージがある
腰帯にはユニオンオールズの布パッチが付く。プリントタイプで経年変化でかすれてきているのがまた雰囲気あり。UNION MADA IN U.S.A.の表記が誇らしげ
色褪せてはいるけれど、ユニオンチケットも縫い付けられている。当時のワーカーたちのユニフォームとして広く使われていた歴史を感じるディテール
フロントはダブルジッパー仕様でここにはタロン社製が使われている。年代モノだけどジッパーにはダメージが無いので気兼ねなく着用できる
左腕の後ろ側にはかなりのダメージがある。専門店でリペアしてもらうもよし、そのまま古着の「味」として着ることもできる。古着にご理解ある人向け
納品時期:ご注文から5営業日以内に出荷
配送手数料:全国一律800円
※稲妻メイトにご入会の方は、配送手数料が無料になるクーポンコードが使用できます。お支払いページにて[inazumamate]とご入力ください。