判型:A4変(285mm×210m)
重量:760g
ページ数:176P
サードウェーブとよばれるコーヒーカルチャーが浸透して数年が経つものの、いまだ全国的に増殖傾向にあるコーヒー店。イートインを構えるカフェ併設店も多いなか、ショップに焙煎器を備え、自家焙煎によるコーヒー豆の販売に力を入れる店が特に注目を集めている。それらの多くは「ロースター」の名を冠し、各店のこだわりや味の傾向は千差万別。好みの豆を買うために、コーヒー旅をするファンもいるほどである。
コーヒーの生豆はもとを辿れば果実の種。そこに火をいれる焙煎という加工をすることで、フルーティになったり、コクや甘さが生まれたり変化をもたらすのだ。コーヒーの生豆が持っている特性は、産地や栽培方法、または精製方法などによってすべて異なるが、豆本来持っているポテンシャルを味に生かせるかどうかは、焙煎加工次第なのだ。また、より豊かなライフスタイルを目指す人たちにとって、各ロースターが推奨するそれぞれの豆の個性を味わうことも楽しみ方のひとつなのだ。
そこで本書では日本のコーヒーカルチャー最前線ともいうべき東京の旬のロースターを徹底的に紹介。味の解説とともに店主のこだわりを掘り下げる一冊になるだけでなく、初心者でも興味を持つことができるコーヒーに関する基礎知識まで、文化的にも意義のある内容となっている。
<CONTENTS>
●プロローグ
●今更聞けないコーヒーの基礎知識 Q&A
●坂口憲二が焙煎士を目指した理由。
●SHOP GUIDE Part1 圧倒的な世界観のメガロースタリー。
●SHOP GUIDE Part2 世界水準のコーヒーに愛を込めて。
●SHOP GUIDE Part3 マイクロロースタリー新時代。
●SHOP GUIDE Part4 フードにも尽力するロースタリーカフェ。
●自宅でも焙煎はできるんです! 手網焙煎に挑戦する。
●抽出器具別にコツをつかんでドリップマスターになる。
●コーヒーライフを充実させるためのGEAR CATALOG