
レッドウィングとは|定番モデルの違いと選び方、サイズ感・お手入れ・修理まで【2026年版】
6インチ クラシックモック、アイアンレンジャー、ベックマン、ポストマン。
レッドウィングの現行ラインナップには、モデルの名前と形の呼び名が入り混じって並んでいます。
「アイリッシュセッター」を探しているのに公式サイトで見当たらない、という経験をされた方も多いのではないでしょうか。
1905年にアメリカ・ミネソタ州で創業してから120年あまり。
レッドウィングは、履く人の職業ごとに靴を作り分けてきたメーカーです。
モデルごとの顔の違いは、その職業の違いから生まれています。
この記事では、ブランドの成り立ちから、定番モデルの見分け方、革とソールの種類、サイズの選び方、履いたあとの手入れと修理までを順に整理しました。
最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
目次
レッドウィングとは

Dig-it WEBサイト(https://dig-it.media/)より
1905年の初め、チャールズ・ベックマンは14人の仲間とともに、ミネソタ州レッドウィング・シティに一軒の小さなレンガ造りの靴工場を建てました。
これがレッドウィング・シューカンパニーの始まりです。
最初の1、2年は苦労が続いたものの、次第に評価を得て売上を伸ばし、4年目には4階建ての工場を建てるに至ります。
現在の年間生産数は約100万足、雇用人数は約2,000名、市場は世界の約150ヶ国。
創業以来ずっと本社は同じレッドウィング・シティにあり、いまもあえて株式を上場せず、長期的な視点で経営を続けています。
米国内に工場を持ち、メイド・イン・USAにこだわり続けているメーカーでもあります。
町の名前が、そのまま社名になった

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp/ext/our_story.html)より
19世紀、ミネソタ一帯を治めていたスー族ダコタ部族の大酋長に受け継がれていた名が「レッドウィング」でした。
町の名はこの大酋長に因んで付けられ、社名はその町の名から来ています。
ロゴに使われている赤い羽根も、レッドウィング・シティのシンボルです。
市の施設や地元企業の多くが、この赤い羽根をモチーフにしたロゴを使っています。
「RED WING SHOE」の文字と赤い羽根を組み合わせたロゴをレッドウィング社が初めて採用したのは1928年。
羽根の視認性を高めるために現在のかたちになったのが2007年です。
日本に入ってきた時期

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp/ext/our_story.html)より
1970年代からヨーロッパや日本でもアメリカンシューズとして定着していき、日本で正式な流通が始まったのは1982年。
アメリカ本国でレッドウィング・ヘリテージが発売されたのは2007年のことです。
生産面でいうと、1965年に建てられたプラント・ツー(第二工場)が現在の米国内生産の中核で、日本向け商品の約半分はこの工場でつくられています。
レッドウィングの歩み

Dig-it WEBサイト(https://dig-it.media/)より
創業者のチャールズ・ベックマンは、19世紀後半にドイツからアメリカへ渡った移民です。
17歳でレッドウィング・シティに降り立ち、その地の革工場に職を見つけました。
そこで働くうちに靴へ関心が向かい、1883年に靴屋を始めます。
「本当に良い靴を売りたい」という姿勢は町の人々の評判になり、来店した客の足にぴったり合わないときは販売を断るほどでした。
それでも本当に良い靴が少ないという不満は消えず、店にあるどの靴よりも良い靴を自分で作るしかないと考えるようになります。
そして1905年、14人の仲間とレッドウィング・シューカンパニーを設立しました。
職業ごとに、靴を作り分けてきた

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp/ext/our_story.html)より
1912年に発表された「ブラウンチーフ」シリーズは、農場やハードな労働に耐える高品質のワークブーツとしてレッドウィングの名を全米に広めました。
1920年には、石油プラントで働く男たちのための「オイルキング・ブーツ」を発売します。
このオイルキングが、業種別に商品を開発していく流れの始まりになりました。
1934年には、当時まだ先進技術だったスティール・トゥを採用したワークブーツを完成させています。
1938年のエンジニアブーツと、その翌年のハンティングブーツ
![]()
Dig-it WEBサイト(https://dig-it.media/)より
エンジニアブーツが初めてレッドウィング社のカタログに登場したのは1938年です。
レイルロード・エンジニア(鉄道機関士)のために作られたことから、その名が付きました。
耐油性と耐久性に優れた樹脂製のコードソール、肉厚で硬質のレザー、11インチのシャフト、くるぶしをホールドするストラップ、スティール・トゥ。
機関士の重労働で要求される機能を満たすための設計です。
その翌年、モカシン型で10インチ丈のブーツに、初めて柔らかなクレープソールが使われました。
重労働用のブーツに比べて軽く履きやすいこの一足は「ハンティング・ブーツ」と名づけられます。
広大な自然に囲まれ、ハンティングが日常的だったミネソタ州ならではの名前でした。
「アイリッシュセッター」という名前の行方

Dig-it WEBサイト(https://dig-it.media/)より
1952年、レッドウィング社は、白く底が平らでクッション性に富むトラクショントレッド・ソールを、ワークとハンティングを用途とする男性用のブーツに初めて導入します。
8インチ丈の#877です。
セコイアの皮の渋でなめした、赤みの強いオロラセット・レザー。
その色合いが猟犬のアイリッシュセッターを思わせることから、このブーツは「アイリッシュセッター」と呼ばれるようになりました。
発売直後から爆発的なヒットとなり、数年後には6インチ丈の#875が加わります。

Dig-it WEBサイト(https://dig-it.media/)より
ただし、現在「アイリッシュセッター」は、レッドウィング社のハンティング/アウトドア専用ラインのブランド名になっており、日本へは輸入されていません。
当時のブーツの名称とは別のものになった、とメーカー自身が説明しています。
つまり、かつてアイリッシュセッターと呼ばれたブーツの系譜は、現在の8インチ クラシックモックと6インチ クラシックモックに受け継がれています。
#877のパターン(縫い合わせる前のレザー部材のデザイン)は、今日まで変更されていません。
このほか1950年代には、制服で働く人のためのポストマン・シューズと、ウエスタンブーツに由来するペコス・ブーツが加わりました。
創業者の名を冠したベックマンが生まれたのは2000年代です。
それぞれの成り立ちは定番モデルの章で触れます。
レッドウィングが長く履ける理由

Dig-it WEBサイト(https://dig-it.media/)より
ブーツの寿命を決めているのは、革の見た目ではなく、その下にある構造です。
レッドウィングが長く履き継がれてきた背景には、製法・縫い・革の3つがあります。
ソールを張り替えられるつくり

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp/)より
グッドイヤー・ウェルト製法は、中底のまわりに取り付けた「リブ」というテープと甲革に、周囲をぐるりとまわる「ウェルト」という細革を縫い付け、そのウェルトにソールを縫い付ける製法です。
手間はかかりますが、ソールの張り替えができるため、足に馴染んだ靴を長く履き続けられます。
日本で現在販売されているレッドウィングのワークブーツは、すべてこの製法です。
軽量なウィークエンダーシリーズだけは、これとは別のステッチダウン製法でつくられています。
中底とソールのすきまには、細かく砕いたコルクのフィラーが詰められています。
中底そのものは約4.2mmの厚い革(オークレザー・インソール)。
履き始めは足裏に硬さを感じますが、コルクとともに履く人の足の形に合わせて変形していきます。
表面には細かな穴が多数あり、汗を吸って発散します。
1920〜30年代のミシンで縫っている

Dig-it WEBサイト(https://dig-it.media/)より
レッドウィングのダブルステッチ、トリプルステッチは、創業当時から一貫してピューリタン社製のミシンで縫われています。
その多くは1920年代から30年代に製造されたもので、アンティークと呼べる機械が今日も毎日フルに使われています。
専任のメンテナンスチームを設け、自ら部品を作って修理しながら維持しているためです。
このピューリタン・ミシンには、もうひとつ役割があります。
トリプルステッチと同時に、ミシン糸にラテックスを染み込ませながら縫っていくのです。
ステッチの穴がラテックスで埋まるため、縫い目からの水の浸入が起きにくくなります。
革を自分たちでつくっている

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp/ext/our_story.html)より
1987年、かつてベックマンが働いていたなめし工場がレッドウィング社の子会社になりました。
正式名称はSBフット社。
社内では「レッドウィング・タンナリー」と呼ばれています。
塩漬けをしていない原皮「フレッシュ・ハイド」だけを使い、成牛の革のなかでも厚くしなやかなステア・ハイドを主として扱います。
再なめしの工程で使われているのは、古い木製のミルです。
かつてこれを廃止して近代的な金属製に替えたことがありましたが、出来上がった革の風合いに満足できず、松の一種でつくられた元の木製ミルに戻しました。
レッドウィングの革は、すべてこの木製ミルでなめされ、仕上げられています。
レッドウィングの定番モデル

Dig-it WEBサイト(https://dig-it.media/)より
レッドウィング公式サイトのMen's Footwearは、Moc、Round、Nail Seat、Postman、Long Boots、Weekenderの6カテゴリーで分類されています(このほかにOutletがあります)。
Mocはモカシンタイプ、Roundはラウンドタイプ、Nail Seatはベックマンやアイアンレンジャーなどのモダンなヒールタイプ、Postmanはドレス系、Long Bootsはエンジニアやペコスなどのヘリテージ系ロングブーツ、Weekenderは軽量に履けるシリーズです。
モデル名で探すと行き着かないことがあるのは、この分類のためです。
まずは全体を並べて見比べてみてください。
丈・木型(ラスト)・アウトソールの3つが、履き心地と見た目の差をつくっている部分です。
※ モデル名をクリックすると、各モデルの解説へ移動します。
| モデル(代表品番) | カテゴリー | 丈 | ラスト(木型) | アウトソール | 履き口 |
|---|---|---|---|---|---|
| 6インチ クラシックモック #875 |
Moc | 6インチ | 23番 | トラクショントレッド | レースアップ |
| 8インチ クラシックモック #877 |
Moc | 8インチ | 23番 | トラクショントレッド | レースアップ |
| 6インチ クラシックラウンド #8165 |
Round | 6インチ | 8番 | トラクショントレッド | レースアップ |
| クラシックチェルシー #3190 |
Round | くるぶし丈 | 8番 | コーヒー・ トラクショントレッド |
サイドゴア |
| アイアンレンジャー #8111 |
Nail Seat | 6インチ | 8番 | ビブラム®・ 430ミニラグ |
レースアップ |
| ブラックスミス #3343 |
Nail Seat | 6インチ | 8番 | ビブラム®・ 430ミニラグ |
レースアップ |
| ベックマン #9419 |
Nail Seat | 6インチ | 224番 | グロコード | レースアップ (上部スピードフック) |
| ポストマン オックスフォード #101 |
Postman | 短靴 | 210番 | ブラック・ クッションクレープ |
レースアップ |
| 11インチ エンジニア "ストーブパイプ" #2966 |
Long Boots | 11インチ | 50番 | ブラック・ ネオプレーンコード |
プルオン (ストラップ) |
| 9インチ ペコス #8168 |
Long Boots | 9インチ | 17番 | トラクショントレッド | プルオン |
| 11インチ ペコス #8060 |
Long Boots | 11インチ | 17番 | ブラウン・ケミガム | プルオン |
| 8インチ ロガー #4501 |
Long Boots | 8インチ | 8番 | ビブラム®・ TC4+ラグ |
レースアップ |
| ウィークエンダー チャッカ #3610 |
Weekender | くるぶし丈 | 64番 | ヒル | レースアップ |
※ 仕様は代表品番のものです。同じモデルでも品番によってレザーとアウトソールが異なります。
※ 製法は、ウィークエンダーがステッチダウン、8インチ ロガーがグッドイヤーレザーストームウェルト、それ以外がグッドイヤーレザーウェルトです。
出典:RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp/)
Moc|モカシンタイプ
甲の部分にU字型に切り抜いた革を縫い合わせるモカシン製法から来ているデザインです。
レッドウィングは創業間もない頃からこの型を多く手がけてきました。
6インチ クラシックモック(#875)

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp)より
1952年の#877が成功したあと、数年でさまざまなバリエーションが広がりました。
その一つが6インチ丈の#875です。
モカシンタイプのつま先の履きやすさ、どこでも歩きやすいトラクショントレッド・ソール、堅牢なつくり。
#877とともにワーカーに支持され、70年以上たった今もブランドを代表する一足であり続けています。
レザーはオロ「レガシー」。
発売当初から1990年代まではオロラセットと呼ばれるブラウンのオイルドレザーが使われ、その長い歴史のなかで、明るいゴールドのトーンになったり赤みが強くなったりと色合いが何度か変化しました。
2014年に本来のオイルを豊富に含むオレンジがかったブラウンへ戻す形で仕上がったのが、現在のオロ・レガシーです。
スムーズな銀面を持つ原皮を選び、なめした後に染め上げるだけで塗装を一切していません。
サイズ展開はEワイズです。
8インチ クラシックモック(#877)

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp)より
白く底が平らでクッション性に富むトラクショントレッド・ソールを、男性用のハンティングブーツに初めて導入した一足です。
発売直後からハンターだけでなく全米のワーカーにも広がりました。
靴底に泥がつきにくく足音が静かで、建築現場の梯子や梁の上、石や木材の上でも歩きやすかったためです。
水の浸入を防ぐために靴底近くに縫い目を置かないデザイン、泥や水を防ぐために履き口まで縫い付けられたベロも、ワークの現場での実用性につながりました。
#877のパターンは今日まで一度も変更されていません。
サイズ展開はDワイズ。
#875と同じ23番ラストでありながら、展開されるワイズが異なります。
Round|ラウンドトゥ
丸いつま先の、最も一般的な靴型です。
かさのあるワークブーツを専門にしてきたレッドウィングでは、つま先が一般的な靴よりさらに丸いこともあり、ラウンド・トゥという呼び方をしています。
6インチ クラシックラウンド(#8165)

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp)より
レッドウィングは創業間もない時期から、6インチ丈のラウンドトゥのブーツをベーシックなワークブーツとして作っていました。
1940年代後半には、くるぶしの両側の革をかかとで縫い合わせる作りを改め、かかと側から柔らかく包み込む一枚革のシームレスバックにしています。
1953年には、前年に大きな反響を呼んでいたトラクショントレッド・ソールを用い、上3段をスピードフックとした#766が登場します。
その復刻モデルとして1985年に発売されたのが#8165(1st)でしたが、レザーの供給が難しくなり、数年後に廃盤となりました。
1995年、ブラック・クロームを使った商品が開発され、そこへ#8165という品番が割り当てられます。
この#8165(2nd)もスピードフック仕様でした。
今回復活したラウンドトゥは全モデルでハトメ仕様に統一されたため、#8165は仕様が変わっての復活ということになります。
ラストは8番。
レッドウィングのラウンドトゥに幅広く使われている、厚みのある木型です。
Nail Seat|モダンなヒールタイプ
ベックマンやアイアンレンジャーなど、かかとに高さを持たせたブーツがここに入ります。
ワークブーツの出自を持ちながら、街の服に寄せやすい顔立ちのグループです。
アイアンレンジャー(#8111)

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp)より
アイアンレンジャーとは、ミネソタ州北部の鉄鉱石の鉱山地域「アイアンレンジ」で働く鉱夫たちを指す言葉です。
彼らが足先を保護するために、つま先へ一枚革を付け加えた「キャップドトゥ」のブーツを履いていたことから、この名が付きました。
キャップドトゥは20世紀初頭のワークブーツに広く採用された意匠で、1910年のレッドウィング社のカタログを見ると、掲載されている37型のうち33型がキャップドトゥです。
安全靴の標準仕様であるスティールトゥが普及するとともに数を減らしていったこのデザインを、あらためて仕立て直したものがアイアンレンジャーにあたります。
ラストは8番で、ワークブーツらしいゆったりとした設計。
ソールはグリップ力に優れたビブラム®・430ミニラグ。
#8111のレザーは、オイルを豊富に含み、押すと中のオイルが移動して色が変わるプルアップレザー、アンバー「ハーネス」です。
ブラックスミス(#3343)

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp)より
ブラックスミスとは「鍛冶職人」のこと。
日中は農場や作業場で履かれ、夜はそのまま外へ出るために履かれていた、古い時代のブーツから着想を得ています。
当時は鍛冶場の熱い炎から足と足首を守り、今日では夏の土や冬の雪から足を守る役割になりました。
ラストはアイアンレンジャーと同じ8番。
ソールもビブラム®・430ミニラグで、オールシーズン滑りにくい設計です。
頑丈さと品のあるスタイリングが同居していて、合わせる服を選びません。
#3343のレザーはカッパー「ラフ&タフ」。
銀面を擦って独特の風合いを出した革で、手入れの方法が他のモデルと変わります。
詳しくはお手入れの章でご説明します。
ベックマン(#9419)

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp)より
創業者チャールズ・ベックマンにちなんで名付けられたモデルです。
社の創業期である20世紀初頭のブーツをベースに、今日の素材とテイストを合わせて誕生しました。
ベックマンが生きた19世紀中頃から20世紀初頭のアメリカ中西部では、英国製紳士靴のクラシックなつくりと、ワークブーツの頑丈さを併せ持つ靴が作られていました。
ミッドウエスト流のクラシックなドレスシューズ、という位置づけです。
生産が止まっていた時期を経て、2024年秋冬シーズンに新しくなって再登場しました。
同じアッパーをより解剖学的に考慮したラストに載せ、レザーのヒールパッドの下にポロンフォームの薄い層を追加。
アウトソールは、伝統的なレザーソールにグリップの良い樹脂製の半張りを取り付けたグロコードです。
上部に加えられたスピードフックにより、脱ぎ履きしやすくなりました。
ラストは224番。
旧ベックマンの8番ラストに比べて甲周りがタイトになっており、0.5サイズを上げる場合が多いとメーカー自身が案内しています。
Postman|ドレス系
制服を着て働く人のためのサービスシューズを源流とする系統です。
ワークブーツ系とは別の210番ラストが使われ、オックスフォード(短靴)とチャッカで構成されています。
ポストマン オックスフォード(#101)

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp)より
軍人に始まり、警察官や郵便局員など、制服を着て働く公務員用の靴をアメリカではサービスシューズと呼びます。
#101もそのひとつとして1950年代に登場し、当初は「ポリスマン、ポストマンまたステーションオフィサー(駅員)用の靴」とされていました。
のちにUSPS(米国の郵便局)に採用され、全米の郵便配達員が履くようになったことから「ポストマン・シューズ」の愛称で呼ばれるようになります。
支持された理由は、制服に合うフォーマルなシェイプ、品のある光沢を持ち雨にも強いレザー、長い距離を歩いても疲れにくい靴底の組み合わせにあります。
クッション性に富む柔らかいラバー製の厚いソールを、スマートな黒い靴に採用したのは当時としては画期的でした。
かかとを別に取り付けるタイプのソールに比べて衝撃をよく吸収するため、郵便物の詰まった重いバッグを肩にかけて毎日長距離を歩く配達員に適していたのです。
ラストは210番。
レザーはブラック「シャパラル」、ソールはブラック・クッションクレープです。
Long Boots|ヘリテージ系のロング丈
エンジニアやペコスなど、筒の長いブーツが集まる系統です。
レースアップのロガーを除けば、いずれも紐を使わずに足を入れて履くプルオンのブーツになります。
11インチ エンジニア(ノン・スティールトゥ)"ストーブパイプ"(#2966)

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp)より
1938年に登場したエンジニアブーツの流れを汲む一足です。
80〜90年代のエンジニアブーツ#2268のアッパーパターン——レッドウィング社内で「ストーブパイプ」と呼ばれる、シャフトを細く絞ったデザイン——を用いた#9268があり、その先芯をスティールから柔らかい樹脂素材に変えたものが#2966にあたります。
つま先の形状を保ちながら、先芯が足のあたりに合わせて馴染みます。
レザーはブラック「クロンダイク」。
履き込んで革が馴染むと、甲とシャフトに深いシワが入り、つま先の傷から黒いレザーの下の茶色い芯地が見えてきます。
いわゆる茶芯です。
ソールはブラック・ネオプレーンコード、ラストは50番。
9インチ ペコス(#8168)

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp)より
ペコスは、レッドウィングが開発したウエスタンブーツタイプのワークブーツです。
もとになったウエスタンブーツはスペインの乗馬靴に由来し、左右両側に縫い目のあるサイドシームの筒を持つプルオンで、つま先がやや尖り、ヒールが高めにつくられていました。
鐙(あぶみ)にスムーズに足を入れて踏ん張るための形です。
レッドウィングはかつてテキサスに拠点を持ち、1930年代にはウエスタンブーツも販売していました。
そこへ、機能本位のワークブーツのデザイン手法を持ち込み、シンプルで頑丈な、さまざまなワークに使えるブーツとしたのがペコスです。
「ペコス」の名は、テキサス州西部の町の名から取られており、レッドウィング社の商標にもなっています。
当初はすべてヒール付きでしたが、のちにトラクショントレッド・ソールを合わせた#866が加わります。
やや短めの筒、ウエスタンタイプとしては丸みを帯びたつま先、そして平らで疲れにくいソール。
この組み合わせが評価され、アメリカ南西部やテキサスでは今も作業靴として履かれています。
#8168は、その#866をベースにした日本企画商品として1996年に誕生しました。
レザーはベージュのラフアウト、ホーソーン「アビリーン」。
ラストは17番で、US 6.0以下がDワイズ、US 6.5以上がEワイズと、サイズによってワイズが切り替わります。
同じ17番ラストで筒の長い11インチの#8060もあり、こちらはソールがケミガムになります。
8インチ ロガー(ノン・スティールトゥ)(#4501)

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp)より
ロガーとは、山奥でチェーンソーを使って巨木を切り倒し、製材し、重機で山から下ろす——そうした過酷な仕事に従事する男たちのことです。
職種にあわせて靴を設計してきたレッドウィングは、1940年代初めに、ロガーブーツのベースとなるブーツを開発しました。
伝統的なロガーブーツは、肉厚のレザーをふくらはぎまで靴紐で締め上げる、高さのあるアッパーを備えています。
木材が足の上に落ちる事故から指先を守るスティールトゥ、かかとを包む大きなヒールカウンターを固定するための大型のアウトポケット、山の斜面を下るときに踏ん張りの効く、湾曲を持ったヒール。
用途から一つひとつ形が決まっていった、ヘビーデューティーを極めたワークブーツです。
一方、ここで紹介する#4501は、モデル名のとおりノン・スティールトゥ仕様です。
#4501は、1961年に初めてビブラム社のソールを搭載した8インチ丈のラウンドトゥブーツ#899をもとに、街でも履きやすくリファインしたモデルです。
アウトソールは、防滑性に加えて柔らかさで履き心地を高めたビブラム®・TC4+ラグ。
雨などの浸入を抑えるストームウェルトを用い、8インチのハイトで足首をホールドします。
ラストは8番、レザーはオイルを豊富に含み、表面にシボ加工を施したブラック「オイルスリック」です。
同じモデルでも、品番が違えば革とソールが変わります。
見た目の印象、雨の日の扱いやすさ、手入れに使うものは、この組み合わせによって変わります。
レザーの種類
レッドウィングの革は、なめし方と表面の仕上げによって性格が分かれます。
履き込んだときの表情の出方も、必要な手入れの方法も、革の種類ごとに違います。
フルグレイン・レザー
革の銀面(動物の皮膚だった面)をそのまま残してなめした革です。
人工的な処理をしないぶん、自然なスジやシワ、生きていたときの傷が残ります。
ただし銀面は繊維が最も緻密に詰まっている層で、耐久性と通気性を併せ持ちます。
傷やムラより耐久性が優先され、革の傷さえ味わいとして楽しめるワークブーツには向いた革です。
オロイジナルやオロラセットがこれにあたります。

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp)より
そのオロラセットは、1950年にカリフォルニアのタンナー、レオ・メッテン社が開発した革です。
セコイアの皮の渋でなめした、赤みの強い深い艶のあるブラウン。
金を意味するスペイン語の「オロ」と、赤茶色を意味する英語の「ラセット」を組み合わせて名付けられました。
その後この革の製法はレッドウィング・タンナリーへ受け継がれています。
コレクテッドグレイン・レザー
銀面を軽く擦ってならしたあと、その上に特殊な塗膜を乗せた革です。
日本でいうガラスレザーは、このなかでも表面を特に細かくならし、光沢のある塗膜で覆ったものを指します。
レッドウィングを代表するコレクテッドグレイン・レザーが、今日もエンジニアブーツなどに使われているブラック・クロームです。
塗膜があるぶん、革の中のオイルが抜けにくくなります。
ブラック・クロンダイク
ブラウンに染めたレザーに黒い塗膜をのせた、いわゆる「茶芯」のレザーです。
かつて一般的だったブラックレザーを再現したもので、履くうちに傷や摩擦の多い部分から、黒い塗膜の下の茶色い芯地が見えてきます。
プルアップ・レザー
オイルを豊富に含み、押すと中のオイルが移動して色が変わる革です。
アンバー「ハーネス」がこれにあたります。
曲げジワの部分が明るく浮き上がるのが特徴です。
ラフアウト・レザー
革の裏表を逆にして、滑らかな銀面を靴の内側に、毛羽立った繊維面を外側にして使ったものです。
砂利や岩の多い場所では、銀面が傷つくと耐水性などの機能が損なわれることがあります。
ラフアウトはその銀面を内側に隠す使い方といえます。
外見はスエードと同じですが、スエードは一枚の革を薄く二枚にスライスして銀面を持たない側を使うことが多く、そこが異なります。
レッドウィングでは1950年代後半から使われています。
ソールの種類
レッドウィングのソールは、白く厚いトラクショントレッドから、グリップを重視したビブラムまで幅があります。
歩く路面と、足元に出したい表情の両方で、選ぶ系統が変わります。
トラクショントレッド・ソール

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp)より
1952年にアイリッシュセッターへ採用されたクッションクレープ・ソールの機能性をそのままに、改良を加えて生まれた靴底です。
開発当初は二層構造でしたが、耐久性を高めるためまもなく一体成型になり、以来ほとんど変更を加えずに現在に至ります。
アーチサポートに優れ、軽く、白く厚い見た目がレッドウィングらしさそのものになりました。
この底が高所で働くルーファー(鳶職に近い職種)に支持された理由は、つま先からかかとまでが平らで凹凸がないことにあります。
かかとの出っ張りを足場に引っかけて転倒する不安がないためです。
クッションクレープ・ソール

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp)より
トラクショントレッドの前身にあたり、ポストマン・シューズなどに使われています。
特徴と機能はほぼ同じで、耐久性を考えたシンプルなトレッドパターンが目印です。
コードソール/ネオプレーン・コード・ソール

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp)より
エンジニアブーツに使われる系統です。
コード(紐)状の繊維を混ぜ込んだ樹脂でできており、オイルや薬品に対する耐久性が高いのが持ち味です。
グロコード・ソール

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp)より
1920年代後半に使い始めた、コード(紐)の切れ端をラバーに混ぜて成型し、靴底の滑りを防いだソールが源流です。
現行のベックマン(#9419)のアウトソール名もグロコードで、伝統的なレザーソールに、グリップの良い樹脂製の半張りを取り付けたつくりになっています。
レザーのクラシックな表情と反りの良さに、半張りのグリップが加わります。
ビブラム・ソール

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp)より
アイアンレンジャーやブラックスミスに430ミニラグ、ロガーにTC4+ラグが採用されています。
雨の日や滑りやすい路面でのグリップを重視するなら、この系統が候補になります。
レッドウィングのサイズの選び方

Dig-it WEBサイト(https://dig-it.media/)より
レッドウィングのサイズはUS表記です。
公式サイトでは品番ごとに「US 8.0(約26.0cm)Dワイズ」というように、US表記・おおよそのcm・ワイズが併記されています。
ただし、その数字を普段の靴と同じ感覚で読むと合いません。
公式のサイズガイドが最初に断っているのが、その点です。
スニーカーのサイズをそのまま当てない
「レッドウィングのシューズは、一般的なスニーカーサイズに比べ大きめに作られています」——公式サイズガイドの説明です。
普段履いているスニーカーより小さいサイズを選ぶことが勧められています。
公式サイズガイドに掲載されているスタッフの着用例は、厚めのブーツソックスを履いた状態のものです。
靴下の厚みによってもフィット感は変わるため、実際に合わせる靴下を想定しながら、サイズの目安を見るとよいでしょう。
同じサイズ表記でも、ラストが違えば履き心地が変わる

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp)より
「各ラスト(木型)によって、同じサイズ表記でもサイズ感覚や履き心地は異なってきます」と、公式サイズガイドは続けます。
実際、公式サイトの表記を追っていくと、モデルごとに次のような差があります。
- #875と#877は同じ23番ラストですが、#875はEワイズ、#877はDワイズの展開です
- ペコス(17番ラスト)は、US 6.0以下がDワイズ、US 6.5以上がEワイズと、サイズによってワイズが切り替わります
- ベックマンの224番ラストは、旧ベックマンの8番ラストより甲周りがタイトです。0.5サイズ上げる場合が多いとメーカーが案内しています
- ウィークエンダーも、インソールと製法の影響で甲周りがタイトになっています。同じく0.5サイズ上げる場合が多いとされています
- ポストマンは210番ラストで、ワークブーツ系とは別の木型です
木型が変われば、同じUS 9.0でも足の入り方は変わります。
履きたいモデルを絞ったら、その品番のページでラストとワイズまで確認するところまでを、ひとつの手順にしてください。
目安は目安として受け取る
公式サイズガイドは「足の形状や特徴は人それぞれ個人差がありますので、100%当てはまることはありません」とも書いています。
品番ごとに用意されている「サイズに迷ったらこちら」は、あくまで出発点として使うものです。
近くに取り扱い店舗があれば、候補を絞ったうえで実物を履いてみると、ラストごとの差を自分の足で確かめられます。
経年変化(エイジング)とお手入れ

Dig-it WEBサイト(https://dig-it.media/)より
履き込むほどに革の表情が増していくエイジングは、レッドウィングを選ぶ理由のひとつです。
その変化を進ませるのも、止めてしまうのも、日々の手入れの内容によります。
土台になるのは、こまめなブラッシングです。
ホコリをかき出す効果の高い、長めのホースヘア製のブラシを使います。
ホコリを落としておくだけで、汚れとカビを防げます。
そのうえで、レッドウィングの手入れで最も迷いやすいのは、革によって使うものが変わることです。
同じブランド、同じ製法でも、革が違えば適した手入れは変わります。
オロ・レガシーなど、塗装をしていない革

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp)より
表面が乾き気味になってきたら、「ミンクオイル」または「オールナチュラル レザーコンディショナー」を薄く塗布します。
塗ってから30分ほどおき、表面に残っているオイル分を乾いた布で拭き取ります。
オロ・レガシーは染色のみで塗装をしていない革のため、塗った直後は色が少し濃くなります。
時間が経つと元の色合いに戻っていきます。
ブラック・クロームやクロンダイクなど、塗膜のある革

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp)より
厚い塗膜を持つ革は、革の中のオイルが抜けにくいため、オイルを入れる必要性がそもそも低くなります。
時々、傷が入ったあたりにミンクオイルかレザーコンディショナーを薄く塗る程度で足ります。
全体に塗る場合は、乾いた布に少量を付けてごく薄く伸ばします。
艶を出したいときはブーツクリームで磨けます。
クロンダイクのように傷や塗膜の擦れが茶芯の味わいになる革では、補色をせずに艶が出せるニュートラル(無色)が向きます。
傷をカバーして補色しながら磨きたいときは、革の色に合わせたクリームを選びます。
ブーツクリームを使う場合の量は、公式ではブーツ片足につきコーヒー豆数粒程度が目安とされています。
まずブラシで汚れを取り除いてから、全体に薄くのばすように塗り、少し乾くのを待って柔らかい布でやさしくこすると光沢が出ます。
カッパー・ラフ&タフのように、銀面を擦った革

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp)より
銀面を擦って風合いを出した革は、加工されていない銀面と比べてオイルの吸収が格段に良く、オイル系のケア製品を塗ると色が濃くなってしまいます。
さらにケア製品に含まれるワックス成分が表面を覆い、革本来のざらつき感が失われます。
この革には、ワックス分を含まない乳化性クリーム「レザークリーム ニーツフットオイルブレンド」を薄く塗布します。
塗ったあと少しおいて表面が乾いてきたら、ブラシで全体をブラッシングし、ざらつき感を戻します。
オイルとワックスを豊富に含む革なので、頻繁な手入れは要りません。
ソール交換と修理

Dig-it WEBサイト(https://dig-it.media/)より
レッドウィングが「一生モノ」と呼ばれる理由として、メーカー自身がリペア体制を挙げています。
すり減ったソールを張り替えて長い年月履けること。
純正パーツによるソール交換のほか、ステッチの縫い直し、ハトメやフックの付け直しにも対応しています。
交換の目安
判断の分かれ目は、アウトソールの減りがミッドソールまで達しているかどうかです。
- ミッドソールまで達していない → アウトソールのみの交換。費用もブーツへの負担も抑えられます
- ミッドソールまで減っている → ミッドソールからのオールソール交換になります
片方だけ修理が必要な場合でも、ソール交換による左右差を考慮して、必ず両足での交換になります。
選べるソール
交換できるソールは11種類あります。
トラクショントレッド、クッションクレープ、ビブラム・ラグ、ビブラム・ロガー、ベックマン、グロコード・メダリオン、グロコード・キングB、ニトリル・コルク、ビブラム・#430(ミニラグ)、ネオプレーン・コード、ケミガム・コルク。
なかには、1920年代に開発されたグロコード・キングBを2018年にビブラムUSA社の協力を得て復刻したものや、1950〜70年代にワークブーツの靴底の主流だったコルクソールの系統など、当時の靴底を今の足元で選べるものもあります。
交換できない場合
スーパーソールを使用した商品のほとんどは、ダイレクト・インジェクション製法で底付けされているため、日本ではソール交換ができません。
ウィークエンダーはステッチダウン製法で、アッパーレザーの余白に限度があるため、基本的にアウトソール交換が勧められています。
オールソール交換も可能ですが、出し縫い糸の色が白になり、ミッドソールが別素材になる場合があります。
依頼のしかた
直営店と取り扱い店舗の店頭で直接受け付けているほか、来店が難しい場合は発送でも依頼できます。
書類での申し込みと、LINEメニューの「靴の修理」からの申し込みの2通りです。
費用は靴の状態と選ぶソールの種類によって変わるため、事前に見積もりを取ってから進めると、想定との差が出ません。
レッドウィングのコーディネート
デニムに合わせる

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp)より
もっとも定番の組み合わせです。
6インチ丈にトラクショントレッド・ソールなら、白く厚い靴底が足元で色を切り替えてくれるので、裾をロールアップして見せる履き方が生きます。

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp)より
11インチのエンジニアやペコスのように筒の長いモデルは、裾をブーツに入れるか、上からかぶせるかで印象が変わります。
入れれば筒のラインがそのまま出て無骨に、かぶせれば足元だけがのぞく落ち着いた見え方になります。
チノや軍パンに合わせる

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp)より
アイアンレンジャーとブラックスミスが合わせやすい組み合わせです。
キャップドトゥやラウンドトゥの落ち着いた表情に、黒いビブラム®・430ミニラグの控えめなソール。
パンツの色を選ばず、ワークの空気を残したまま街の服にまとまります。
スラックスやジャケットに合わせる

RED WING公式サイト(https://redwingheritage.jp)より
ポストマンとベックマンの領域です。
ポストマンは制服に合うフォーマルなシェイプとして設計された出自がそのまま効きます。
短靴なので、スラックスの裾の落ち方を邪魔しません。
ベックマンはレザーソールにラバーの半張りを合わせたグロコードで、革靴に近い表情です。
ジャケットに合わせても浮かず、そのまま歩き回れます。
まとめ

Dig-it WEBサイト(https://dig-it.media/)より
レッドウィングについてご紹介しました。
気になるモデルは見つかりましたでしょうか。
公式のラインナップは、モデル名ではなく6つのカテゴリーで分かれています。
モデル名だけを追うと似たような顔に見えますが、丈・木型(ラスト)・ソールの3つで見比べると、それぞれがどの現場から来た靴なのかが分かれてきます。
かつて「アイリッシュセッター」と呼ばれたブーツを探しているのなら、行き先は8インチと6インチのクラシックモックです。
ここで紹介した定番モデルの多くは、ソールを交換しながら履き継げます。
製法やモデルによって交換方法や可否は異なりますが、純正リペアが用意されていることは、レッドウィングの大きな魅力です。
つくりの面でも、1920年代から30年代につくられたミシンでいまも縫われ、自社のタンナリーで木製ミルにかけた革が使われている。
手入れをして、減ったら底を替えて、また履く。
その繰り返しに耐えるように作られています。
長く付き合えるブーツが、あなたの足元に見つかりますように。


