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記事: ダナー(Danner)のブーツ完全ガイド|名作モデルの違い・サイズ感・手入れまで

ダナー(Danner)のブーツ完全ガイド|名作モデルの違い・サイズ感・手入れまで

ダナー(Danner)のブーツ完全ガイド|名作モデルの違い・サイズ感・手入れまで

ダナー(Danner)は、1932年にアメリカで生まれたブーツブランドです。
世界で初めてゴアテックスを採用したダナーライトの名前は、山を歩かない人にも知られています。

この記事では、定番5モデルがどう違うのか、ダナーらしい構造とは何なのか、そしてアメリカ製とジャパンメイドがどう位置づけられているのかをまとめています。
最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。

 

 

ダナー(Danner)とは

dannerのダナーライト

Dig-it WEBサイト(https://dig-it.media/)より

 

ダナーは、アメリカ・オレゴン州ポートランドに拠点を置くシューズメーカーです。
登山靴の名門として語られることが多いブランドですが、出発点は山ではなく、働く人のための靴でした。

 

1932年、5人の職人から始まった

創業は1932年、ウィスコンシン州チペワフォールズ。
ウィリアム・ウィエンハーグとその甥、そしてチャールズ・ダナーが、5人の職人とともにワークシューズメーカーを立ち上げました。

厳選された素材を使い、時間をかけて丹念に手作業で仕上げる。
ダナーは、このものづくりへの姿勢が創業から変わっていないとしています。

 

ポートランドで名作が生まれるまで

1936年、チャールズと2人の息子が、拠点をオレゴン州ポートランドへ移します。
北西部太平洋岸で働く樵に向けて、靴底に鋲の付いた靴を売り始めたのがこの土地での第一歩でした。

1952年、ダナーはアメリカ国内で初めて、イタリアからソールを輸入して自社の靴に採用します。
のちに多くのモデルで使われることになるビブラムソールとの関係は、ここから始まっています。

1961年には、エルクハンターとマウンテントレイルという2つのハイキングブーツを開発。
マウンテントレイルは当時のバックパッカーマガジンで、12社を超えるハイキングブーツのなかから最も優れた靴として認定されました。
この一足が、現在のマウンテンライトの原型にあたります。

そして1979年、ダナーライトで世界初となるゴアテックスの採用に成功し、翌年から販売を開始します。
革のブーツに防水透湿素材を組み込むという発想は、この一足から広がっていきました。

 

ダナーの定番モデル

dannerのダナーライト

Dig-it WEBサイト(https://dig-it.media/)より

ダナーのラインナップは幅広く、山向けの本格的なブーツから、革靴に近い顔をした一足までを含みます。
ここでは、日本で定番として扱われている5モデルを取り上げます。

見比べるときの手がかりになるのは、アッパーの素材と構造、防水機能の有無、底付けの製法、そしてソールの4点です。
この4つを並べると、似たブランドの中での立ち位置がはっきりします。

 

※ モデル名をクリックすると、各モデルの解説へ移動します。

モデル アッパー 防水 製法 ソール 生産
DANNER LIGHT
ダナーライト
フルグレインレザー+
1000デニールナイロン
GORE-TEX®ブーティー ダナー式
ステッチダウン
Vibram® 148
クレッターリフト
アメリカ
(ポートランド)
MOUNTAIN LIGHT
マウンテンライト
ワンピースの
フルグレインレザー
GORE-TEX®ブーティー ダナー式
ステッチダウン
Vibram® 148
クレッターリフト
アメリカ
(ポートランド)
DANNER FIELD R
ダナーフィールドR
ウォータープルーフ
レザー
GORE-TEX®ライニング 公式に記載なし Vibram®オリジナル
(Traction Lug/MEGAGRIP)
公式に記載なし
POSTMAN
ポストマン
ガラスレザー 公式に記載なし グッドイヤーウェルト ダンキャットソール 日本
KALAMA SIDEGORE
カラマ サイドゴア
オイルドレザー 公式に記載なし ステッチダウン Vibram®
タイガムソール
日本

※ 出典:ダナー日本公式サイト(https://jp.danner.com/)の各商品ページおよびTopics。
※ ダナーライトとマウンテンライトのアッパー構造は、ダナー米国公式サイト(https://www.danner.com/)の表記によります。
※ 「公式に記載なし」は、公式サイトの当該ページにその項目の記載がないことを示します。
※ 仕様はカラーや品番によって異なる場合があります。

 

ダナーライト(DANNER LIGHT)

ダナーライト

Danner正規取扱店【STUMPTOWN】公式サイト(https://www.stumptownjapan.com/)より

1979年に世界で初めてゴアテックスを採用し、翌年から販売が始まった一足です。
ダナー自身が象徴的存在と呼ぶモデルで、防水ブーツの代名詞として今も現行ラインに並んでいます。

アッパーには、ウォータープルーフのフルグレインレザーを使用。
米国公式サイトの表記では、フルグレインレザーと1000デニールナイロンを組み合わせたコンビネーションアッパーとされています。
革だけで一足を組むのではなく、革とナイロンをそれぞれ役割の合う場所に置くという設計です。

内部にはゴアテックスブーティーが入り、底付けはダナー式ステッチダウン製法。
ソールはビブラムのクレッターリフト(米国公式ではVibram® 148 Kletterlift)に、PUミッドソールを合わせています。
今もポートランドの工場でハンドメイドにこだわって組み立てられており、ソール交換にも対応します。

 

マウンテンライト(MOUNTAIN LIGHT)

マウンテンライト

Danner正規取扱店【STUMPTOWN】公式サイト(https://www.stumptownjapan.com/)より

1961年に開発され、バックパッカーマガジンで最も優れた靴と認定されたマウンテントレイル。
その原型を受け継ぐのが、マウンテンライトです。

ゴアテックスブーティー、ダナー式ステッチダウン製法、ビブラムのクレッターリフトという構成は、ダナーライトと共通しています。

両モデルの大きな違いのひとつが、アッパーの構造です。
ダナーライトはフルグレインレザーと1000デニールナイロンを組み合わせ、マウンテンライトはワンピースのレザーアッパーを採用しています。
米国公式サイトは、このワンピースのレザー設計について、タン部分の開口をなくすことで異物や水の侵入を抑え、縫い目を最小限に留めた仕上がりになると説明しています。

生産はダナーライトと同じくポートランドの工場で、こちらもソール交換に対応します。

 

ダナーフィールドR(DANNER FIELD R)

ダナーフィールドR

Danner正規取扱店【STUMPTOWN】公式サイト(https://www.stumptownjapan.com/)より

ダナーフィールドをアップデートしたモデルで、品番はD123000。
モデル名の「R」には、Reborn(生まれ変わり)、Revolution(革新)、Revival(復刻/復活)の意味が込められています。
ダナーが掲げるテーマは「温故知新」で、ダナーライトの意匠からインスパイアを受けたデザインとディテールを持ちます。

アッパーはヴィンテージ感のあるウォータープルーフレザー、内部にはゴアテックスライニング。
ソールはビブラム社と共同開発したオリジナルソールで、Traction Lug機構とMEGAGRIPコンパウンドを採用し、乾いた路面と濡れた路面の両方でのグリップを狙っています。
インソールはOrtholite®、さらにジッパーユニットとエクストラレースが付属します。

街履きからアウトドアまでを想定した一足で、こちらもソール交換に対応します。

 

ポストマン(POSTMAN)

ポストマン

Danner正規取扱店【STUMPTOWN】公式サイト(https://www.stumptownjapan.com/)より

品番D214300。
30年以上愛され続けてきたダナーのベストセラーで、日本で作られているモデルです。
ダナー自身が、ダナーライトと比肩する人気と紹介しています。

名前のとおり、郵便局員が長時間歩いても疲れにくい歩行性能を備えつつ、フォーマルな場所にも対応できるガラスレザーを採用したオールラウンダーです。
底付けにはグッドイヤーウェルト製法を採用しています。
ダナーライトやマウンテンライトに見られるステッチダウンとは異なる底付けです。

ソールはダンキャットソール。
全方向への滑り止めと衝撃吸収に優れた、ダナーのオリジナルソールです。
ソール交換にも対応するため、革靴に近い顔をしたまま長く履き継げます。

 

カラマ サイドゴア(KALAMA SIDEGORE)

カラマ サイドゴア

Danner正規取扱店【STUMPTOWN】公式サイト(https://www.stumptownjapan.com/)より

品番D212112。
ダナーのMADE IN JAPAN COLLECTIONに名を連ねる、日本製のサイドゴアブーツです。

着想元は、1950年代のロガーマンやワーカーに向けたワークブーツシリーズ「TIMBERLINE」と「VIKING」のアーカイブ。
当時のマストアイテムだったサイドゴアブーツを、現行のダナーがアップデートしたのがこの一足です。

アッパーはオイルドレザー、底付けはステッチダウン製法。
ソールにはコルクを混入したビブラムのタイガムソールを合わせ、高い防滑性と耐久性を備えます。
中はカップインソール仕様で、ソール交換にも対応します。

 

ダナーのブーツを形づくる技術

モデルごとの違いを見てきましたが、その下には共通する考え方があります。
底付けの製法、防水の仕組み、そしてソール。
この3つが、ダナーというブランドの輪郭をつくっています。

 

ダナー式ステッチダウン製法

dannerのダナーライト

Dig-it WEBサイト(https://dig-it.media/)より

ダナーライト、マウンテンライト、カラマ サイドゴアが採用しているのが、ステッチダウン製法です。
アッパーの革を内側に吊り込むのではなく、外側へ開いて縫い付ける構造で、米国公式サイトはこれを、より広いプラットフォームと足元の安定性をもたらす手作業の製法だと説明しています。

横から見たときに、アッパーの縁がソールの外へ張り出して見えるのがこの製法の特徴です。
ダナーのブーツが少し腰を落としたように見えるのは、この縫い方によるところが大きいところです。

ステッチダウン製法を採用したダナーのブーツには、ソール交換に対応するモデルも多くあります。
日本のDanner Repair Factoryでも、ステッチダウン製法とグッドイヤー製法の製品を中心にソール交換を受け付けています。

一方、ポストマンはグッドイヤーウェルト製法。
同じブランドの中でも、靴の性格に合わせて底付けを使い分けています。

 

ゴアテックスブーティー

1979年、ダナーライトで世界初のゴアテックス採用に成功したことが、ブランドの現在地を決めました。
アッパーの内側に、防水透湿素材でつくった袋状のブーティーを仕込む。
革の表情を保ったまま水を通さない構造は、この方法によって成立しています。

現行モデルでは、ダナーライトとマウンテンライトがゴアテックスブーティー、ダナーフィールドRがゴアテックスライニングを採用しています。
一方、ポストマンやカラマ サイドゴアには、公式に防水機能の記載はありません。
雨の日にどう履くかを重く見るなら、この違いは選ぶときの分岐点になります。

 

ビブラムソールの系譜

dannerのダナーライト

Dig-it WEBサイト(https://dig-it.media/)より

1952年、ダナーはアメリカ国内で初めてイタリアからソールを輸入し、自社の靴に採用しました。
この関係は70年を超えて続いています。

ダナーライトとマウンテンライトが履いているのは、クレッターリフト(Vibram® 148)。
カラマ サイドゴアは、コルクを混入したタイガムソール。
ダナーフィールドRには、ビブラム社と共同開発したオリジナルソールが載り、Traction Lug機構とMEGAGRIPコンパウンドで濡れた路面のグリップを狙っています。

同じブランドの中で、モデルごとにソールが選び分けられている。
ダナーのブーツを見比べるとき、足元だけを追いかけても性格の違いが読み取れます。

 

アメリカ製とジャパンメイド

ダナーライト

Danner 公式サイト(https://jp.danner.com/)より

ダナーを調べていくと、アメリカ製と日本製が並んでいることに気づきます。
公式サイトのカテゴリも、ポートランドセレクト、アウトドア、ジャパンメイド、ミリタリー、サンダル、ウィンターというように分かれています。

 

ポートランドセレクト

ポートランドセレクトは、ハイキング、ワーク、ミリタリーで活躍してきたダナーの象徴的なモデルをベースに、最高級のマテリアルで仕上げたコレクションです。
ダナーが掲げるのは、1936年にチャールズ・ダナーがオレゴン州へ向かったときの精神。
ダナーライトとマウンテンライトは、このコレクションに属するアメリカ製のモデルです。

 

MADE IN JAPAN COLLECTION

その一方で、ダナーには日本でつくられているプロダクトがあります。
ダナー自身の言葉を借りれば、「アメリカ、ポートランドで生まれ今もなおMADE IN USAプロダクトを生産し続けていることで広く知られるダナーではあるが、日本で作られたMADE IN JAPANプロダクトが存在する」。
そして、「DANNER LIGHTと比肩する人気を誇る『POSTMAN』も日本で作られている。その丁寧な仕事はステッチの1つ1つから感じることが出来る」と続きます。

2023 FALL/WINTERのMADE IN JAPAN COLLECTIONには、LOMBARD、KALAMA CHUKKA、KALAMA SIDEGORE、WORK 6 INCH TOPがラインナップされました。
この記事で取り上げたポストマンとカラマ サイドゴアも、日本でつくられているモデルです。

アメリカ製と日本製のあいだに上下はありません。
今回取り上げたモデルで見ると、ポートランドでつくられるダナーライトやマウンテンライトは、ステッチダウンとゴアテックスを備えたブランドを象徴する系譜です。
一方、日本ではグッドイヤーウェルトのポストマンや、アーカイブを現代的に解釈したカラマ サイドゴアがつくられています。
どちらの旗を掲げた一足なのかを知っておくと、同じダナーの中で何を選んでいるのかがはっきりします。

 

ダナーのサイズ感と選び方

マウンテンライト

Danner 公式サイト(https://jp.danner.com/)より

ダナーのサイズはUS表記が基本で、公式の商品ページではcmが併記されています。
ダナー自身は、自社の靴のサイズはブラノックデバイスに基づくUSサイズであり、用途に合わせてブーツを設計しているためモデルによってサイズ感が異なると説明しています。
つまり、ダナーというブランド全体でサイズの傾向を一本化することはできません。

 

自宅で足の実寸を測る

紙の上に立ち、かかとの後端からいちばん長い指の先までの長さ(足長)を測ります。
また、足幅によってもフィット感は変わるため、自分の足が細めか広めかも把握しておきたいところです。
ダナーは、足の長さと幅を測定できるブラノックデバイスでの計測を案内しています。

測るときのポイントは2つあります。
ひとつは、実際にそのブーツで履く予定の靴下を履いた状態で測ること。
もうひとつは、足がむくんで少し大きくなる夕方に測ることです。
朝の細い状態で合わせると、一日履いたときにきつく感じることがあります。

左右の足は、長さも幅も同じとは限りません。
両方を測ったうえで、大きいほうの足を基準にします。
小さいほうの足がわずかに余るなら、インソールを1枚加える、靴下の厚みを変えるといった調整が一般的な方法です。

 

モデルごとのフィット情報を確認する

ダナーが案内しているのは、各商品ページの「How It Fits」を確認するという手順です。
たとえば米国公式サイトのマウンテンライトには、650 EEラストが平均的な幅の足に合うEEウィズであること、普段履きに向いたゆとりのあるフィットであること、そしてこのモデルは少し長めに出るためハーフサイズ下げることを勧める、という記述があります。

ただし、これはあくまでそのモデルのページに書かれた案内です。
日本で販売されているすべての品番にそのまま当てはまるとは限らず、ダナー全体として「必ずハーフサイズ下げる」と一般化できるものでもありません。
気になるモデルが決まったら、そのモデルのページに書かれたフィット情報を優先して読むのが確実です。

普段のスニーカーのサイズをそのまま当てはめると、判断の材料が足りなくなることがあります。
足長と足幅、履く靴下の厚み、そしてモデルごとのフィット情報。
この3つを突き合わせると、迷う幅が狭くなります。

他のブランドとも見比べたい方は、メンズブーツのおすすめブランドやワークブーツのおすすめもあわせてご覧ください。

 

ダナーブーツのコーディネート

ダナーライト リバイバル

Danner正規取扱店【STUMPTOWN】公式サイト(https://www.stumptownjapan.com/)より

ダナーの5モデルは、ボリュームも顔つきもそれぞれ違います。
合わせるパンツは、ブーツの甲の高さと裾の幅の関係で決めていくと形が決まります。

 

デニムと合わせる

マウンテンライト ケントン

ダナーライトとマウンテンライトは、ステッチダウンで外に張り出したアッパーの分だけ、足元に幅が出ます。
細いパンツで受けるより、ストレートから少し太めのデニムでまっすぐ落としたほうが、上下のバランスが取りやすくなります。

裾をブーツの上に乗せれば足の長さが分断されず、ロールアップして筒を見せれば、ブーツそのものが装いの中心になります。
どちらを選ぶかで、同じ一足でも見え方がはっきり変わります。

 

軍パン・チノと合わせる

ダナーフィールドRは、ゴアテックスとビブラムを備えながら、山向けの本格モデルほど重心の低い顔ではありません。
軍パンやチノのように、少し起毛感のある布と合わせると全体がまとまります。

裾を絞ったパンツなら、ブーツの編み上げ部分が見える丈にすると、足首の位置が上がって見えます。

 

スラックスと合わせる

ポストマン

Danner正規取扱店【STUMPTOWN】公式サイト(https://www.stumptownjapan.com/)より

ポストマンは、ガラスレザーの黒という点で革靴の顔を持っています。
スラックスやきれいめのパンツと合わせると、無骨さを残しつつ足元が整います。
裾はブーツの甲に軽く触れる程度に収めると、重たく見えません。

カラマ サイドゴアは紐がないぶん、足元の線がすっきり通ります。
テーパードしたパンツからそのまま脚が続くように見えるので、休日のきれいめな装いにも収まります。

 

手入れとリクラフト

dannerのダナーライトのお手入れ

Dig-it WEBサイト(https://dig-it.media/)より

ダナーのブーツは、素材がモデルごとに違います。
フルグレインレザー、ウォータープルーフレザー、ガラスレザー、オイルドレザー。
手入れの前提も、それぞれ変わります。

 

日々の手入れ

共通して効くのは、履いたあとのブラッシングです。
縫い目やコバに入った砂や埃を落としておくと、革とステッチにかかる負担が減ります。

ガラスレザーのポストマンは、表面に樹脂の膜がある素材なので、乾いた布で拭くだけでも表情が戻ります。
オイルドレザーのカラマ サイドゴアは、革が乾いてきたと感じたときに油分を補います。
ゴアテックスを備えたモデルは、内部の透湿性を保つためにも、濡れたまま置かず陰干しで乾かすところから始めます。

履き込むほどに、シワの入り方や色の濃淡が一足ごとに変わっていきます。
この経年変化(エイジング)は、革のブーツを長く履く楽しみのひとつです。

 

ソールを替えて履き継ぐ

ダナーは日本国内にDanner Repair Factoryを構えています。
ポートランドの直営リペア職人から技術を学んだ職人が、日本で修理を担当する体制です。

受け付けているのは、ソール交換、トップバンド交換、ライニング補修、フック・アイレット交換、ステッチ補修など。
ソール交換については、ステッチダウン製法とグッドイヤー製法の製品を中心に対応するとされています。
受付と決済の窓口は、STUMPTOWNと全国のABC-MARTです。
ソール交換の納期は1〜2ヶ月が目安とされています。

ただし、すべての靴や修理内容に対応できるわけではありません。
製法や靴の状態によっては修理できない場合があり、ゴアテックスモデルのライニング全体の交換は国内では行っていません。
また、フックやアイレットの交換については、Mt.Lightなど一部対応できないモデルもあります。
修理を前提に選ぶなら、購入前に自分の一足がどのメニューの対象になるかを確認しておくと安心です。
各メニューの料金と最新の条件は、公式のDanner Repair Factoryのページに掲載されています。

 

まとめ

dannerのダナーライト

Dig-it WEBサイト(https://dig-it.media/)より

ダナー(Danner)のブーツについてご紹介しました。
お好みのモデルは見つかりましたでしょうか。

5モデルを見分ける手がかりは、アッパーの構造と製法の2つに集約されます。
ダナーライトはレザーとナイロンを組み合わせた構成、マウンテンライトはワンピースのレザーを生かした構成。
ダナーフィールドRはその意匠を現代に置き直したモデルで、ポストマンはグッドイヤーウェルト、カラマ サイドゴアは日本のアーカイブ解釈から生まれた一足です。

今回紹介した5モデルに共通しているのは、長く使うことを見据えたものづくりです。
いずれもソール交換に対応し、履き込んだアッパーを生かしながら足元を更新していけます。
1952年に始まったビブラムとの関係、1979年に世界初のゴアテックス採用ブーツとなったダナーライト、そしてポートランドと日本のそれぞれで続くものづくり。
その積み重ねが、一足の中に入っています。

長く付き合えるブーツが、あなたの足元に見つかりますように。

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