1917 ビクトローラ卓上蓄音機 VV-IXa
※こちらの商品には、別途送料がかかります。
103歳ならではの、いい音を堪能できます。
旧いものは厄介だ。ハンドルを装着してギコギコとモーターを回す。分厚いSPレコードに重厚なアームから飛び出た針を乗せる。回転数を調節して……。音量調節は全面の蓋を両方開けるか、片方開けるか、両方閉めるかの3段階。たいして変わりなし。「よっこらしょって」声を出さないと持ち上がらないほど重い。でも、いいのだ。手動モーターは快調だし、重さの原因のひとつであるオーク材は木目がやたら綺麗な個体。何より、このVV-IXa、103歳のご高齢ながら、しっかりと声を響かせてくれる。とてつもなくアナログなしゃがれ声だ。こいつと向き合って傾けるスコッチのグラス……。そりゃ、最高だよ。アメリカでコイツに出逢って買って帰ったのだが、俺の家には、セットするスペースがなく、真夜中に人の少なくなったオフィスで、時々動かしていたっけ。試聴用にSP盤レコードは一枚おまけ(何が届くかはお楽しみに)。
Profile.
ライトニング編集長
松島睦
ライトニング、2nd、CLUTCH Magazine、3誌の編集長を務める。「旧い」は偉い! といつも言っているように、長く残っているものを勝手にヘリテージ認定して手元に置きたくなる。と同時に、現代のプロダクツでも50年後に残るものを探すことがライフワーク。モノ選びの基準は頑丈で、育てられる楽しみがあって、飽きのこないデザイン。
SPEC.
サイズ:高37 x 幅410 x 奥行49.5cm
Condition.
オーバーホール済みのものを5年ほど前にアメリカで購入した。動作確認は動画をご覧あれ。蓄音機についてのにわか調べでは詳細部分がわからないので、インテリアだと思って買ってもらったほうがいいかな。音が出る重厚な年代物のオブジェと考えてほしい。
Detail.
蓋の内側にはVictor社の名犬ニッパーと美しいゴールドリーフのようなVictrolaロゴがいるプリント。100年以上も前のものとは思えないほど、しっかりと残っている。
VV-IXaという型番が刻印されたプレート。Made in U.S.A.時代のものだが、「登録商標」という日本語が記されている。モーター部分やアームなど、どこまでがオリジナルパーツなのかがよくわからない。
全ての蓋を閉じると美しい木目に目が行く。オーク材なので頑丈かつ重厚。存在感はあるが、重量はかなりのもの。
Photo/A.Ochiai 落合明人
配送手数料:全国一律800円
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