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「横丁」のイメージ、それはおそらく「狭い路地に飲み屋がずらりと並び、おじさんたちがお酒を飲んでる昭和っぽい風景」だろう。戦後闇市をその起源とする「横丁」は、高度成長期やバブル時代の土地開発の波に飲み込まれ、その多くは姿を消してしまった。しかし、現在でも、闇市の頃の「昭和の佇まい」を今に残す横丁が、東京には少なからず存在する。
その横丁を取り巻く環境が、実はいま変化を遂げている。多くのファッション業界人やクリエイターなど、アンテナの高い若者が集っているのだ。いまだに昭和の匂いを残す横丁は、令和を迎えたいまこそ、新たな存在感を放ち始めている。本書では、そんな横丁の新たな魅力を、紹介していく。
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