今年の冬はモッズコートを着こなす!選び方&モッズコートおすすめブランド8選をご紹介
冬の定番アウターとして長年愛され続けている「モッズコート」。
防寒性の高さはもちろん、ゆったりとしたシルエットや存在感のあるデザインは、一着羽織るだけで季節感のあるスタイリングを楽しめるのが魅力です。
一方で、「着膨れしそう」「野暮ったく見えないか心配」と感じる方も少なくありません。
そこで、こちらの記事では、モッズコートの選び方をはじめ、この冬おすすめしたいブランドをご紹介します。
モッズコートとは
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Digit公式サイト(https://dig-it.media/)より
「モッズコート」とは、もとはアメリカ軍の野戦用パーカーとして開発されたアウターです。
そのルーツとなったのが、1951年に採用された「M-51」フィールドパーカ。
後ろ身頃の裾が燕尾のように割れた"フィッシュテール"と呼ばれる独特の形状が特徴で、下半身までしっかり防寒できる作りになっています。
この「M-51」が、1960年代のイギリスでスクーターに乗る若者、通称"モッズ"の間で大流行。
スーツを汚れや寒さから守るために愛用されたことが、いわゆる「モッズコート」という呼び名の由来です。
そして、この「M-51」の後継として1965年に登場したのが「M-65」。
生地がコットン100%からコットン・ナイロン混紡へと進化し、耐久性や速乾性が高まったことで、いまなお定番として愛され続けています。
現在「モッズコート」と呼ばれるアウターの多くは、この「M-51」「M-65」をベースにデザインされたものです。
無骨なディテールと、時代を超えて愛される機能美こそが、モッズコート最大の魅力といえるでしょう。
「M-51」と「M-65」の違い
フード
「M-51」は、フードが本体に縫い付けられた一体型なのに対し、「M-65」は、フードが着脱式になっているのが特徴です。 スタンドカラー(立ち襟)の中に簡易フードを収納できる仕様に変わり、実用性を重視した設計へと進化しました。 無骨さが色濃く残る「M-51」よりも、「M-65」は少し現代的で機能的な印象があります。
エポレット(肩章)
「M-51」には、両肩にエポレット(肩章)が付いています。 元は階級章を留めたり、双眼鏡や水筒のストラップが滑り落ちないよう固定するために付けられたといわれています。 一方、「M-65」ではエポレットが省略され、肩周りがすっきりと見えるシルエットが特徴的です。
素材
「M-51」は、厚手のコットンサテン生地が使われています。 丈夫で温かみのある風合いが魅力ですが、かなり重量があるため、長時間着ると肩に重さを感じることもあります。 一方の「M-65」では、耐久性や速乾性を高めるため、コットンとナイロンを50/50でブレンドした混紡生地に変更されました。 実戦での使いやすさを追求した結果、より機能的な素材へと進化していったことがわかります。
モッズコートの選び方・着こなし方

Digit公式サイト(https://dig-it.media/)より
こちらでは、モッズコートの選び方と、おしゃれに着こなす方法についてまとめました。
着丈は「膝上」サイズは「大きめ」がベスト
モッズコート選びで失敗しないためには、「着丈とサイズ感」が重要なポイント。
まず、着丈は、膝上あたりで収まるものを選ぶのがベストです。
長すぎると野暮ったい印象になりやすいので、すっきり見えるバランスを意識しましょう。
そして、サイズは、インナーを着込めるゆとりのある大きめを選ぶのがおすすめ。
もともと防寒着として作られたアイテムなので、あえてオーバーサイズで着こなすことで、モッズコートらしい無骨な雰囲気が引き立ちます。
定番カーキ・オリーブでミリタリー感UP
初めての1着を選ぶなら、定番のカーキやオリーブカラーのモッズコートがおすすめです。
カーキやオリーブカラーのモッズコートは、ミリタリーウェア本来の武骨な雰囲気をしっかり楽しめる、王道のカラーリング。
デニムやチノパンといった相性のいいアイテムも多く、コーディネートに悩みにくいのも嬉しいポイントです。
ミリタリー感をしっかり出したい方は、まずこの2色をチェックしてみてください。
メリハリのある着こなしがおしゃれ
モッズコートは、ボリュームのあるシルエットが特徴のため、そのまま着ると野暮ったく見えてしまうこともあります。
そこでおすすめなのが、インナーやボトムスをコンパクトにまとめて、メリハリのあるシルエットを作ること。
ウエストマークができるタイプなら、あえて絞ってくびれを作るのも効果的◎。
アウターがゆったりしている分、全体のバランスを引き締めることが、こなれた着こなしへの近道になります。
モッズコートおすすめブランド8選
ここからは、モッズコートを探すときにチェックしておきたいブランドを10つご紹介します。
AVIREX(アヴィレックス)

AVIREX公式サイト(https://www.avirex-usa.com/)より
価格帯:4,400円〜319,000円
“ミリタリーをファッションへ昇華させたパイオニア”
1975年、ジェフ・クライマン氏がアメリカ空軍のコントラクターとしてニューヨークで創業したブランド「AVIREX(アヴィレックス)」。
ブランド名は、飛行家を意味する「AVIATOR」と、ラテン語で王を意味する「REX」を組み合わせた造語で、“空の王様”という想いが込められています。
新品でありながら着古したような表情を宿すエイジング加工を早くから開発したのも、AVIREX(アヴィレックス)で、伝説のフライトジャケットに現代の魂を吹き込んだ立役者です。
近年はタウンユースに寄せたシルエットのモデルも揃い、ミリタリーの入口としても選びやすくなっています。
“ミリタリーをファッションへ昇華させたパイオニア”として、いまなお不動の存在感を放っています。
The REAL McCOY'S(ザ・リアルマッコイズ)

The REAL McCOY'S公式サイト(https://fullcount-online.com/)より
価格帯:12,100円〜330,000円
“正真正銘の本物”を体現するミリタリーブランド
1988年に日本で設立された最高峰のミリタリーブランド「The REAL McCOY'S(ザ・リアルマッコイズ)」。
“正真正銘の本物”を意味するブランド名のとおり、ヴィンテージのミリタリーウェアを分解して研究し、当時と同じ質感を得るために生地や金具から起こし直す…
その労力を惜しまない姿勢が、価格に見合う説得力を生んでいます。
また、ミリタリーだけでなく、ジーンズやライダースを含めた“大人のメンズの服”を一貫した目線でつくり続けている点も、長く愛される理由です。
細部までこだわり抜いた圧倒的な完成度から、一生モノとして愛用するファンも少なくありません。
BUZZ RICKSON’S(バズリクソンズ)

BUZZ RICKSON’S公式サイト(https://www.buzzricksons.jp/)より
価格帯:6,490円〜286,000円
“現代に蘇るリアルミリタリー”の象徴
1993年、日本で誕生したミリタリーウェア専門ブランド「BUZZ RICKSON’S(バズリクソンズ)」。
アメリカ軍のフライトジャケットやフィールドウェアを、当時のスペックや縫製技術・生地まで忠実に再現した、アメカジ好きにはたまらないブランド。
代表作でもある「MA-1」や「M-65シリーズ」は、ヴィンテージを知る本物志向の男性から圧倒的な支持を受けています。
圧倒的なクオリティと再現度は、ミリタリーアパレル界において他の追随を許さず、“現代に蘇るリアルミリタリー”の象徴としてファッションの頂点に君臨しています。
ALPHA INDUSTRIES(アルファインダストリーズ)

ALPHA INDUSTRIES公式サイト(https://alphaindustries.co.jp/)より
価格帯:8,800円〜129,000円
“MA-1の代名詞”。初めてのミリタリーなら
「ALPHA INDUSTRIES(アルファインダストリーズ」は、1959年にアメリカ南部テネシー州の工業都市ノックスビルで誕生したミリタリーブランド。
数台のミシンから始まった小さな会社は、アメリカ国防総省との契約を次々と獲得し、MA-1、M-65、N-3B、N-2Bと、いま私たちが名作と呼ぶモデルの多くを、実際に軍へ納めてきました。
ALPHAの服は、復刻ではなく、当事者としてつくり続けてきた延長線上にあるということ。
この一点が、他のブランドにはない圧倒的な説得力を生んでいます。
現行品は民間向けにアレンジされていますが、リアルなディテールを踏襲したモデルから、軍では展開されなかったものまでラインナップは幅広く、比較的手に取りやすい価格帯であることも魅力。
"米軍オフィシャルサプライヤー"としての矜持が息づく、耐久性と機能美を兼ね備えたモッズコートに出会えます。
HOUSTON(ヒューストン)

HOUSTON公式サイト(https://www.houston1972.com/)より
価格帯:5,400円〜190,000円
本格的な仕様でありながら、手の届く価格帯を貫く
1972年に誕生した、日本のミリタリー&アメカジブランド「HOUSTON(ヒューストン)」。
米軍基地の払い下げ衣料を修繕して販売するところからスタートし、1964年には日本で初めてとなるオリジナルのフライトジャケットを生み出しました。
1974年に発表したM-51 PARKAは、いまも続くロングセラー。国民的な人気を博した刑事ドラマの衣装にも採用されたことで、その名を広く知らしめました。
古き良きディテールは残しつつ、現代の体型に合わせてサイジングを見直す。その柔軟さが、ミリタリー初心者にも扱いやすい一着を生んでいます。
“戦後の日本と歩んできたミリタリーの老舗”として、コストパフォーマンスの高さでも厚い支持を集めています。
ROTHCO(ロスコ)

WAIPER公式サイト(https://www.waiper.co.jp/)より
価格帯:5,000円~25,080円
価格・機能・デザインのバランスが取れたミリタリーコート
1953年、ミルトン・ソンバーグ氏がニューヨーク・マンハッタンで創業したミリタリーブランド「ROTHCO(ロスコ)」。
創業当初は古着や第二次世界大戦の軍放出品を扱っていましたが、やがて自社製造へと移行し、アメリカ陸軍・海軍への納入をはじめ、警察やセキュリティ向けの製品も手掛けるなど、その品質は国のお墨付きです。
ロスコのモッズコートは、ヴィンテージ加工が施されたモデルも豊富で、長年着込んだような風合いを新品から楽しめるのが魅力。
"質実剛健"という言葉がぴったりの、コストパフォーマンスの高さも人気の理由です。
WAIPER.inc(ワイパーインク)

WAIPER.inc公式サイト(https://www.waiper.co.jp/)より
価格帯:6,380円〜35,000円
希少なアイテムを復刻・再生産するミリタリー
ミリタリーショップWAIPERが手がけるオリジナルブランド「WAIPER.inc(ワイパーインク)」。
長年のミリタリーアイテムの知識と経験を活かし、"現代に蘇らせる"をコンセプトに、希少なアイテムを復刻・再生産しています。
実物の生地を分析し、当時のムラのある織りまで再現するなど、実物への再現性へのこだわりは折り紙付き。
"値段以上の商品価値"という評判の通り、コストパフォーマンスの高さも魅力です。
M-65やM-51といった多彩なモデルを扱っているので、幅広い選択肢からモッズコートを選びたい方にぴったりです。
Nigel Cabourn(ナイジェル・ケーボン)

Nigel Cabourn公式サイト(https://cabourn.jp/)より
価格帯:6,400円〜40,000円
4,000点以上ものヴィンテージミリタリーを収集する世界的なコレクター
1949年イギリス生まれのデザイナー、ナイジェル・ケーボン氏によるファッションブランド「Nigel Cabourn(ナイジェル・ケーボン)」。
創業者自身が4,000点以上ものヴィンテージのミリタリー・アウトドアウェアを収集する世界的なコレクターとして知られています。
ブランドの特徴は、エベレスト初登頂に挑んだ登山家の装備を再現した「マロリージャケット」や、米海軍のPコートをベースにしたアイテムなど、実在するヴィンテージ1点1点の生地やディテールまで忠実に再現している点。
"本物のヴィンテージへの深い造詣"が息づく、トレンドに左右されない普遍的なデザインが多くのファンを魅了しています。
史実に忠実な、本格仕様のモッズコートを求める方にぴったりのブランドです。
モッズコートに合わせたいファッションアイテム集
最後に、モッズコートに合うおすすめファッションアイテムを3点ご紹介します。
革ジャン好きだからこそ辿り着いた、新しい選択肢
茶芯シューティングカーディガン
価格:132,000円(税込)
レザージャケットの無骨な魅力をそのままに、もっと気軽に、もっと長く楽しめる一着として誕生した「茶芯シューティングカーディガン」。 わずか0.8mm厚の茶芯レザーを採用することで、革とは思えないほど軽やかな着心地を実現。Tシャツの上から羽織るだけでこなれた印象を演出し、デニムやワークパンツはもちろん、きれいめなコーディネートにも自然と馴染みます。 無骨さと上品さ、ヴィンテージ感と現代的な着やすさ。その相反する魅力を絶妙なバランスで融合させた、大人メンズコーデの新定番です。
英国靴の名作に、他にはない個性をプラス
【Tricker’s × 2nd】STOW NAVY CALF
価格:152,200円(税込)
こちらは、1829年創業の英国老舗シューメーカー「Tricker's(トリッカーズ)」を代表するカントリーブーツ・STOW(ストウ)をベースに、雑誌「2nd」が特別に別注した一足。 現在インラインでは展開されていない希少なネイビーカーフをアッパーに採用しており、定番のブラウンやブラックとは一線を画す、上品さと存在感を兼ね備えた絶妙な色合いが魅力です。 STOWならではのウイングチップやブローギング、堅牢なグッドイヤーウェルト製法など、英国カントリーブーツの伝統的なディテールはそのまま継承。長年履き込むことで革の表情が深まり、自分だけの一足へと育っていく経年変化も楽しめます。
一頭の馬の半分の革を贅沢に使用、純国産の馬革ヘルメットバッグ
池田工芸 × Lightning 純国産「茶芯」ホースハイド T-Core Leather Lover Helmet Bag
価格:93,500円(税込)
こちらは、日本最大級のクロコダイル専門工房・池田工芸とミリタリーファッション誌・Lightning(ライトニング)が共同で開発したヘルメットバッグ。 一頭の馬の半分の革を贅沢に使用していますが、重さはわずか600gと超軽量。軽くてやわらかな質感のヘルメットバッグのため、たくさんの荷物を収納することができます。 さらに、純国産の「茶芯」仕様の馬革で上品さと高級感が加わり、ミリタリースタイルにはもちろん、アメカジもバシッとキマる仕上がりに。周りと被らないワンランク上のおしゃれとエイジングを楽しめる、至極のレザーバッグです。
おわりに
モッズコートは、ミリタリー由来の機能性と、時代を超えて愛されるデザインを兼ね備えた冬の名作アウター。
デニムやカーゴパンツで無骨にまとめるのはもちろん、スラックスやニットと合わせれば上品な大人のカジュアルスタイルも楽しめます。
シルエットや素材、ディテールはブランドごとに個性があるため、自分のライフスタイルや好みに合った一着を選ぶことで、何年先も愛用できるアウターになるでしょう。
今年の冬は、お気に入りのモッズコートを主役にしたコーディネートで、防寒性とファッション性を両立した大人ならではの着こなしを楽しんでくださいね。





