アメリカ西海岸への買い付けで
手に入れた思い出の1本。
買い付けでアメリカ西海岸を回っていた1980年代後半、サンフランシスコから東の内陸部にあるマンティカというスモールタウンのスリフトショップで発見した1本。このときは同時にウエスタンショップの閉店セールに出くわして、在庫や什器などを買わせてもらい、仲良くなった思い出があります。さらにはショップの3階にあったオフィスに通されてコーヒーまでごちそうになっていると……屋根裏部屋も整理していて、そのなかにラングラーブルーベルのディスプレイ用の巻紙が眠っていることを発見。その巻紙も譲ってもらい、このジーンズといっしょに昔のドライボーンズでディスプレイとして使っていたんですよね。でもその巻紙も販売してしまい、ジーンズだけが自分のヴィンテージストック箱へと収まってたというもの。先日、そんな思い出とともに出てきたので、これも何かの縁。放出しようかと。
Profile
ドライボーンズ代表 武内陽明さん
アメリカのみならず、ヨーロッパや日本の江戸や大正に至るまで、旧きよき文化だけでなく、コアなサブカルチャーにも精通し、そのエッセンスをドライボーンズというブランドを通して発信している。
Condition
タテ落ち、ヒゲなど、程良く経年変化したヴィンテージらしい風合い。バックポケットのパッチは欠損。生地はところどころに生地のダメージがあるが古着慣れしている人には問題無いレベル
Spec
サイズ:ウエスト81(約31.8インチ)/ 股上31 / 股下74.5(約29.3インチ)/ 裾幅23cm
※若干の誤差が生じますことをあらかじめご了承ください。
Detail
カウボーイに絶大な人気を誇るWranglerを象徴するモデルのひとつが、この11MWというボタンフライ仕様の1本だ
バックポケットには“サイレントW”と呼ばれる、Wranglerの頭文字を象った飾りステッチが施されている。右バックポケットのこのステッチ上には、本来塩化ビニール素材の“縦ベル”のパッチが付くが、それは硬化して割れやすく、こちらも多分に漏れず欠損している
この「11MW」というモデルはボタンフライなのが特徴。トップボタンは赤いWranglerロゴ入りで、小股ボタンは無地のものを使用。ちなみにジッパー仕様の場合は、モデル名が「11MWZ」になる
ボタンフライ部分の内側に刺繍のネームラベルが付属。Wranglerを展開していた「BLUE BELL(ブルーベル)社」のロゴがきちんと縦向きなので、これを“縦ベル”と呼ぶ。'60年代からこのロゴが左に傾き、刺繍ラベルもプリントラベルに変更された
Wranglerのジーンズは、基本的にインシーム、アウトシームともに巻き縫い仕様。若干ダメージはあるが、迫力のあるインディゴデニムの風合いを味わえる。ちなみに1964年だけアウトシームがセルビッジの脇割仕様になった「10MW」というモデルも存在した。また、余談だが、ジーンズという言葉はWranglerが初めて使い、それが広まったものだ
納品時期:ご注文から5営業日以内に出荷
配送手数料:全国一律800円
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