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強靭な耐久性を備えるブルハイドの、独特なシボや表情が革好きの心を掴んで離さないショルダーバッグ。武骨なレザーのテクスチャーを際立たせるシンプルなデザインと多彩な用途に対応するストラップ、荷室の整理整頓に役立つバッグインバッグと、特別仕様ならではのディテールが満載だ。
今回の特別仕様では、ストラップが2個ついていることで幅広い用途に対応している。ハンドル部分と側面のD環をたすき掛け状につなぐことで、バックパックとして背負うことができる。ストラップなしでハンドルを手で持つだけでなく、ショルダーバッグ、バックパックなど、コーディネイトや荷物量に合わせて多彩な持ち方が可能だ。
~そもそもブルハイドとは何の革?~
成牛の中でも去勢されていないオス牛の皮をなめしたもので、ブルとは ”おとなの男” のこと。ロデオ(Bull Riding)で大暴れしている大きな牛が一番イメージしやすいブルだ。実は流通している食肉やレザー製品の多くがメス牛か去勢されたオス牛で、大人の去勢されていないオス牛は良質な血統を残す個体のみが選別されているという。
ではKIGOのブルハイドとはいかなるものか? 歴史的にはブーツなどにも使われて来たブルハイドだが、ロデオでカウボーイを吹き飛ばしたり、喧嘩が絶えない気性の荒いブルには傷が絶えず、ファッションアイテムからは敬遠されて来た歴史がある一方で、厚みがあり繊維が丈夫で耐久性がある性質から、主に靴底や工業用ベルトなど、縁の下の力持ち的に用いられてきた。しかしながら、そのシボ感が生み出す表情は唯一無二。これぞ革! といった迫力ある表情には目も心も奪われる。
また、KIGOでは、1950年代頃までは当然のように行われていた昔ながらの製造方法で革を作っている。最初から最後まで人の手で作られ、一般的な鞣しの工程の約10倍である40~50日を費やして鞣すため、今ではほとんど見かけない製法となっている。そして、3次元の皮を2次元の革へ平らに伸ばす工程では、革の縁に数百個の釘を打ち付けて整形しながらスノコに固定する。この釘打ちと釘抜きの作業はレザーとして完成するまでに複数回繰り返され、この方法をいまだに続けているのは日本に数社しかない。革は鞣す段階で大量の水分を含んでいるため、乾燥させる必要があるが、ここでも乾燥装置を使わずじっくりと自然乾燥。他の革に比べて分厚いブルは、特に乾燥に時間を要し、乾燥に2〜3週間ほどかかるため、時間も手間もけた違いに費やされているといえるのだ。
■サイズ 縦36.0 x 横41.0 x マチ12.0 cm
■素材 本体:ブルハイド(牛革)
■内装 バッグインバッグ(着脱可能)
■機能 真鍮製ヒネリ錠、底鋲
受付締切:2022年3月13日(日)23:59まで
納品時期:受付締切後、約2週間で発送予定
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