1940s HIALEAH Watch “Tropical Dial”

¥63,800
税込み

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美しい経年変化は
どんなアイテムでも気になります。

最高の色落ちをジーンズで表現することがフルカウントの理念のひとつですが、ジーンズだけでなく、使われて年月を経過したことでうまれる経年変化の美しさは古着や時計などでも気になります。この時計は1940年代のミリタリーウォッチを探しているときに、台湾の友人がコレクションしていたもので、文字盤の色褪せた、いわゆる「トロピカルダイアル」が気に入って、ドイツの展示会まで彼に持ってきてもらって手に入れた思い出のある時計です。でも、最近では1940年代らしい小さなケースが私の腕にはちょっと小さく、眺めているだけだったので、手放そうかと。オリジナルの文字盤が年月を経過したからこそ出せる「アジ」を楽しめるモデルだと思います。決して当時の高級モデルではありませんが、新品やリダンされたアンティークウォッチにはない魅力を持っている1本だと思います。

 

Profile.

フルカウント 
辻田幹晴さん

ヴィンテージジーンズの持つ風合いや履き心地、それに経年変化の素晴らしさに魅せられ、究極の日常着というコンセプトの元、’92年にフルカウントを立ち上げる。現在も変わらないモノ作りが信条。

 

Spec.

ブランド:ハイアリア
全長:230mm
ケース径:ヨコ30mm(リューズ含まず)、タテ37mm、厚さ10mm
ラグ幅:16mm
ムーブメント:手巻き

 

Condition.

ハイアリアは当時ウォルサムがアメリカに輸入していたスイスの時計ブランドで、小さなケースに手巻きムーブメントを内蔵した当時としてはオーソドックスなスタイル。最大の特徴は文字盤の中央が経年変化したトロピカルダイアル。ゼンマイの巻き上げもスムーズです。

 

Detail. 

ベルトは同時期のミリタリータイプを装着。時計同様、ベルトにも程良い色褪せ感など、経年変化が現れていて、文字盤とバランスのとれたパティーナ状態になっている。新品では出せない味わいがあります。

 

最大の特徴は色褪せた文字盤。当時の未熟な塗装技術ならではの経年変化で、中央は色褪せ、外周の塗装はブラックのままに残っているので、ブルズアイのようなトロピカルダイアルに。針もオリジナルのまま。

 

裏蓋はステンレスの刻印がされるシンプルなタイプ。ケースや風防自体は年代相応の小傷などはありますが、大きな劣化やダメージはないので、普段使いできるクオリティをキープしています。

 

リューズは経年変化によって真鍮色に変化していて、これも良い意味でアクセントになってくれます。1940年代らしい小振りなケースは現代の時計ではあまりないシンプルさがあって、魅力になっています。

 

Photo/A.Kuwayama 桑山章