1890s～1900s初頭 Louis Vuitton（ルイ・ヴィトン）キャンバス スチーマーバッグ

キャンバスと革を組み合わせた超希少なスチーマーバッグ。

客船に乗船している方（主に上顧客や上流階級者）のシャツなどをアイロン掛けするために収集する際に使っていたバッグが、このスチーマーバッグと呼ばれているものです。ルイ・ヴィトンではこれをもとに旅行用バッグとしてスチーマーバッグの名前で“復刻”していましたが、こちらはそのオリジナルです。

キャンバス生地をもとに、フラップやハンドル、ストラップに牛革が使われています。ハンドルがひとつしか施されていないのも特徴的です。ルイ・ヴィトンのロゴは大きく施されていません。基本的には人に見えないところで使うためのバッグだからです。しかし、革のフラップの両サイド、リベットにさりげなく刻印が施されています。作り込みは非常に丁寧で、ルイ・ヴィトンらしさは細部を見れば見るほど感じさせられることでしょう。

全体的にコンディションは良いですが、フラップを留めるレザーストラップが千切れかけており、本来はこのストラップを通して南京錠を付けるのですが、それは止めた方がいいでしょう。南京錠は付属していません。

Profaile

GLAD HAND & Co.
アメリカのヴィンテージ古着をもとに、当時の時代背景やカルチャーをプロダクツに落とし込む人気ブランド。プロダクツや空間演出など手掛けるものは圧倒的で、その世界観を具現化するためのこだわりは、ファニチャーから雑貨まで幅広い。今回出品していただいたヴィンテージのハミルトンも、資料として長年アーカイブしてきたコレクションの一部です。