1960s BATES Motorcycle Jacket

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レーシーな
ライダースジャケットが好きで。

30年以上前に古着の買い付けでアメリカに行ったときに手に入れたひとつです。これはロングビーチのスリフトショップで出会ったもので、もともとこのベイツに代表されるようなレーシーなシングルライダースが好きだったことと、天の邪鬼な性格なので、ベーシックなブラックではなく、グレーというカラーが私にはストライクだったっていうのが手に入れた理由ですね。本来は買い付けで手に入れたモノなので、売ることを考えて買い付けなければいけないんですが、これは私情もかなり入った買い付けだったこともあって、結局売れ残ってしまって未だに所有していたというわけです。1960年代にはレースも盛んになり、カラーが豊富なレザーに時代を感じますね。


PROFILE

ドライボーンズ代表
武内陽明さん

アメリカのみならず、ヨーロッパや日本の江戸や大正に至るまで、旧きよき文化だけでなく、コアなサブカルチャーにも精通し、そのエッセンスをドライボーンズというブランドを通して発信している。

SPEC.
サイズ：42（身幅52cm、ゆき丈61.5cm、肩幅47cm、袖丈60cm）

CONDITION
手に入れた当時はもう少しレザーの状態が良かったが、さすがに経年によって少し疲れている様子で破れもある。気になるところはリペアし、オイルアップでメンテすればまだまだ着ることができる。コレクションとして加えるなら現状でも十分

DETAILフロントジッパーはタロン社製。経年によるダメージもなく機能は問題なし。ブラスの鈍い輝きはグレーのレザーとも相性が良く、クラシカルで雰囲気がある

ライニングはすべりが良くストレス無く着用できる。経年によって汚れが目立つが、普段は見えない部分なので、古着慣れしている人であれば問題が無いかと

肩口の袖付け部分に破れあり。それほど大きなダメージではないけれど、気になる人は裏から縫製し直せばリペアも可能。次のオーナーの気分次第かなと

ダメージが蓄積しやすい袖口は裏地が破れている。主にレーシングシーンで着られていたジャケットなので、前オーナーがかなりハードに着倒した様子がわかる

ポケットに装備されるチェーン付きのジッパーはコンマー製が装備されている。ポケット口はこすれることが多いのでレザー表面の顔料がはがれてきている

Photo/A.Kuwayama　桑山章